酸化物結晶

BaTiO3 チタン酸バリウム

BaTiO3は、室温で自発分極を持つ強誘電体で、As-grown結晶では結晶主軸+/-X,+/-Y,+/-Zの6方向を向いた微小領域のdomainが存在するため、分極化処理をし、できるかぎりdomainを消したたものを販売しています。

また、BaTiO3は0~5℃近傍で、正方晶から斜方晶へ転移します。

BaTiO3は、日本で生産されておらず、全て海外から輸入となりますが、航空機での輸入時や陸送時の温度変化をさけるために、簡易ヒーターパックに収納して出荷します。

商品仕様
サイズ 5mm×5mm~10mm×10mm、その他
厚み 0.5mm、1mm、 その他
方位 (001)、(100)、(110)、(111)、その他
表面仕上 片面鏡面、両面鏡面、粗面
納期 メーカー在庫品は1~2週間
在庫切れや受注生産の場合は4~8週間 (別途お問い合わせ下さい)
備考

※その他の仕様はお問い合わせ下さい。

結晶物性
物質名 チタン酸バリウム
化学組成 BaTiO3
結晶構造  正方晶系ペロブスカイト型構造
格子定数  a = 3.99Å c = 4.04Å
密度 6.02 g/cm3
融点 1600 ℃
育成方法  TSSG法
淡緑黄色
純度
硬度(モース)
劈開面
誘電率 εa = 3700、εc = 135 (unclamped)   

εa = 2400、εc = 60 (clamped) 
誘電損失
誘電正接
透過波長域(μ)
屈折率
屈折率分散
熱膨張率
熱伝導度(W/(m.k) )

※結晶物性データは、結晶メーカーが公表しているものや理化学辞典などの文献から引用した数値です。
 保証値ではありませんので参照程度でお願いします。

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