合成マイカ
AFM観察用の試料や成膜用基板として使用されます。
その他の用途としては、高圧ボイラー観測窓などにも使用されます。
最近では、平坦性を求められるグラフェン成膜用として使用されています。
合成マイカ単結晶は、精製された原料で、ブリッジマン法で合成されます。
天然マイカと比べ、不純物が少ないため透明で、原子レベルで平坦、劣化しにくい、弾力性が強い、はがれやすいという特性を持ちます。
天然マイカと比べると不純物が圧倒的に少ないため、観察対象によってははるかに明瞭に見ることができます。
また1100℃まで耐えることができ、高温成膜時の不純物の拡散が少ないです。
商品仕様 | |
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サイズ | 10mm×10mm~30mm×30mm、その他 |
厚み | 0.2mm、0.5mm、その他 |
方位 | (001) |
表面仕上 | 劈開 |
納期 | 在庫品は即納可能 在庫切れや受注生産の場合は別途お問い合わせ下さい |
備考 |
※その他の仕様はお問い合わせ下さい。
在庫・価格(税別)一覧表 | |||
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品名・規格 | 数量 | 単価 | 合計金額 |
合成マイカ単結晶基板 10×10×0.5mm (001) 劈開 |
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合成マイカ単結晶基板 10×10×0.2mm (001) 劈開 |
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合成マイカ単結晶基板 15×15×0.5mm (001) 劈開 |
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※価格は予告なく変更する場合がございます。
結晶物性 | |
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物質名 | 合成マイカ単結晶 (フッ素金雲母) |
化学組成 | KMg3AlSi3O10F2 |
結晶構造 | 単斜晶系 |
格子定数 | |
密度 | 2.78 ~ 2.85 g/cm3 |
融点 | 1375 ℃ |
最高使用温度 | 1100℃ |
育成方法 | ブリッジマン法 |
色 | 無色~ごく薄い黄色 |
純度 | NA |
硬度(モース) | 2~3 |
劈開面 | (001) |
誘電率 | 5.6 ε |
誘電損失 | (1 ~ 4) ×10^-4 tgδ |
誘電正接 | NA |
透過波長域(μ) | NA |
屈折率 | 1.513 ~ 1.544 |
屈折率分散 | NA |
体積抵抗率(Ω・cm) | 3.9×10^15 @RT, 1.6×10^13@500℃, 3.9×10^10@800℃ |
熱膨張率 | 2.96分解麺に平行 @900℃ 5.08分解麺に垂直 @900℃ |
熱伝導度(W/(m.k) ) | 3.75 (w/m・K) 劈開平行方向 0.55 (w/m・K) 劈開垂直方向 |
※結晶物性データは、結晶メーカーが公表しているものや理化学辞典などの文献から引用した数値です。
保証値ではありませんので参照程度でお願いします。